カウンセリングは、基本的にはプロのカウンセラーが行ってくれるものです。
ただ、一般の人でも「カウンセリングマインド」を持つことで人間関係をスムーズにしたり、誰かを助けることができる場合があります。
今回はこの「カウンセリングマインド」について解説します。
カウンセリングマインドとは
カウンセリングマインドとは、簡単に言うと「話を聞く力」「相手の気持ちを受け止める精神」のことです。
どんな時に必要?
カウンセリングマインドが必要なのは、「心が弱った人」を相手にする場合です。
人間同士の会話には、一方的に自分の話を続けるような会話、お互いに自分の考えを討論するような会話、怒りの会話、喜びの会話など、色々な形式がありますよね。
心が元気な人同士の会話であれば、多少激しい討論でも、一方的にしゃべるような形式でも、さほど問題にはならないでしょう。
しかし心が弱った人を助けたいと思った時は、会話にはかなり気を付けなくてはなりません。
叱責や一方的な押し付けは、弱った心にさらにダメージを与えてしまいかねないので、控える必要があります。
カウンセリングマインドで話を聞く方法
カウンセリングマインドを持って相手に接する時は、相手にとって「良い聞き手」になることを心がけてください。
相手のペースで話してもらい、決して話をさえぎることなく、とにかく話したいことを全て話してもらいます。
一通り話してもらった後は、それを受け止め、「しっかり聞きました」ということを態度で表してください。
相手の話を反芻して「それは大変なことだったでしょう」などの言葉を返すと、受け止めたという気持ちが伝わります。
「聞く」だけで本当に良いの?
話したいことを聞いてもらうと、多くの人は「考えていることが相手に伝わった」と安心することができます。
また、話している最中に自分の頭で悩みが整理されていきます。
すると、悩みの一部が昇華されていきます。
カウンセリングマインドを持って話を聞くことで、相手の心の負担を軽くする手助けができるというわけですね。
まとめ
心が弱っている人の話を聞くというのは、簡単なことではありません。
ですが、もし相手の心に寄り添ってあげたいと思う時は、今回ご紹介した「カウンセリングマインド」を心がけて、話を聞いてあげてください。